2024.05.20 トヨタファイナンス・Mysurance 「愛車PROTECTトヨタのミニ車両保険」 ハイブリッド型P2P保険を開発 等級に影響しない車両保険を提供

 トヨタファイナンス(以下、TFC)と損保ジャパンの子会社で少額短期保険業のMysuranceは4月23日、ピア・ツー・ピアの仕組みを利用した「愛車PROTECTトヨタのミニ車両保険」(注)の取扱いを全国展開すると発表した。
 「愛車PROTECTトヨタのミニ車両保険」は、2023年8月から一部のトヨタ販売店を通じて先行販売してきたもので、多くの顧客や先行販売店から好評を得たことを受け、取扱を全国のトヨタ販売店に順次拡大していくことにした。
 自動車事故の際、こすり傷や凹み傷等のいわゆる小損害では、車両保険を使用することで自動車保険の等級がダウンし、次年度以降の保険料が上がることから、ユーザーはあえて車両保険を使用せずに自己負担で修理するケース、または修理そのものを諦めるケースがある。両社では「愛車だからこそ、等級を気にせず修理してほしい」「愛車にキレイに乗り続けてほしい」という思いから、自動車保険の等級に影響しない車両保険として「愛車PROTECT」を開発した。
 補償内容は、自損事故や車同士の事故はもちろん、飛び石やいたずら傷など、車両保険の一般条件と同等の補償を、1事故あたり最大10万円まで提供する。
 新車購入者限定の保険で、補償対象とする自動車が他の自動車保険で、▽車両保険の免責金額(自己負担額)が10万円以上の場合▽車両保険をセットしていない場合―のいずれかの条件を満たす場合に加入できる。
 同商品は、 Peer to Peer (ピア・ツー・ピア:シェアリングエコノミーを保険に適用したもので、保険金支払総額を加入契約数で均等に割り、保険料を一律後払いで領収するビジネスモデルの保険。以下、P2P)の仕組みを活用し、新車購入者の集団(プール)を形成して保険事故が発生した場合はこのプールから保険金を支払う。従来のP2P保険は顧客同士で保険料を負担し合うことが一般的だったが、同商品は「顧客と販売店」の新たなコミュニティ創造を目指した新しいハイブリッド型P2P保険として、販売店が保険契約者となり、保険料の一部を負担することができる仕組みを構築した。保険料は前月の保険金支払総額と加入契約数によって合理的に算出し毎月変動するが、上限額を設定しているため、毎月の保険料は一定金額以内に収まる仕組みとなっている。販売店(保険契約者)は、途中で保険料負担額の設定を変更することができる。ハイブリッド型P2P保険の仕組みは日本初で(両社発表による)、ビジネスモデル特許出願中とのこと。
 加入手続きは、スマートフォンやパソコンからでき、車検証のQRコードを読み取ることで自動車の情報が自動入力され、最短3分で完結する。また、「事前登録」という機能を用意しており、顧客は新車購入(注文)時から納車までの間に事前登録することで、自動車の車検登録予定日前にリマインドメールを受け取ることで納車日前に保険加入でき、納車当日の面倒な手続きを不要としている。
 事故の際には、トヨタ販売店に入庫・修理し、車の写真や領収書等をMysuranceのマイページ上でアップロードのうえ保険金請求することで、最短で翌日には顧客の銀行口座に保険金が支払われる。
 両社では、顧客は「自動車保険の等級を維持し、愛車にキレイに乗り続けられる」、販売店は「顧客との接点強化、事故車の入庫につながる」ほか、保険料の一部を販売店(保険契約者)が負担することで、買い手と売り手の相互扶助を実現できる。またP2Pの特性上、保険事故が少なければ翌月の保険料がすぐに安くなること、毎月の保険料推移を顧客が把握できる仕組みを構築していることなどにより、事故の無い世の中への機運が高まることで「三方良し」のビジネスモデルの構築を目指すものとしている。
 TFCでは現在、全国のトヨタ販売店に同商品制度の導入を勧める活動を行っており、導入を決定したトヨタ販売店から順次(早ければ夏頃より)、顧客に同商品の案内を開始する予定。
 (注)「愛車PROTECT」はTFCとMysuranceの共同登録商標。

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